あゆみの歩む道

31歳 旅で出会った元新聞記者けんさんと2017年9月から西回り世界一周中。

【カンボジア5日目】トゥール・スレンで感じた痛み。ベンチに横たわっている君の名は。

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あゆみさんのブログ『あゆみの歩む道』の読者のみなさま、はじめまして。
フィリピンで英語の勉強を頑張っているあゆみさんに代わり、今回は〝けんさん〟こと
私、けんがピンチヒッターを務めさせていただきます。
あゆみさんの文体とはかなーり異なりますが、一生懸命書かせてもらうので、
どうかどうか最後までお付き合いくださいませ。



4月5日(水)。
天気は快晴。気持ちのいい朝です。
きょうの予定はトゥール・スレン博物館とキリング・フィールドへ行くこと。

溜まった洗濯物を1.4ドル(5600リエル=157円)で宿の受け付けへ預け、
まずは100メートルほど先のトゥール・スレン博物館へ。
館内で10時から上映されている映画を観るため、2人とも眠い目をこすりながら、余裕を持って9時頃に出発(昨夜は何を思ったんか深夜0時から「天空の城ラピュタ」をガッツリ観賞してしまい、眠りについたのは3時、4時…)。

歩いて数分でトゥール・スレンに到着。
観光スポットらしく、周辺には大量のトゥクトゥクが停車しています。



トゥール・スレン・ジェノサイド・ミュージアム(トゥール・スレン虐殺博物館)。
ジェノサイドという文字に緊張感を覚えます。



入場料(音声ガイド付)で6ドル(680円)。
入場するときに日本語の音声ガイドと場内マップがもらえます。


館内に入ると、ネット情報で10時となっていた映画の上映開始時間が9時30分となっています。いきなり海外特有のやってくれたな感を感じながら、見学をすっ飛ばして上映室へ。
すでに映画は始まっており、申し訳ない気持ちを持ちつつ少し前の席へ。
この時、お客さんは15人くらい。

映画の内容は、収容所からの生存者の体験談を交え、どういった事がここで行われていたかのドキュメンタリー。

2度の寝落ちをしつつ(あゆみさんも寝落ちしてたんを確認)、1時間くらい経ったでしょうか。
ここで2人にふと疑問が…「この映画いつ終わるん??」
そろっと後ろを振り返ると…。
「だ、誰もおらへん!!!」※これは怪談ではありません。
あゆみさんと相談の結果、映画は続いていますが2人は途中離脱。

ここからは2人とも音声ガイドとマップを頼りに個々で周ることに。


先にトゥール・スレンの説明を。
この施設はもともと学校(高校?)で、ポル・ポト政権時代(1975〜79年)に政治犯収容所に転用されたもの。政治犯といっても、多くの人は一般人。つまり、反革命分子となりうる知識人(大雑把に言えば、本が読めるなど)を粛清するために造られ、それらの人たちを拷問、処刑するための施設でした。ベトナム軍に発見されるまでに最大2万人が収容され、生存者はわずか12名という、収容されると出ることのできない場所だったのです。
また、77年には遺体が増えすぎた為に処刑・埋葬場所として収容者らは15キロ離れた
〝キリング・フィールド〟に連行されました。



ここから先は収容所内の写真もあります。見たくない、読みたくないという方は一気にスクロールして飛ばしてください。































見学はお墓から始まり、このA棟へ。この一室一室にベッドがポツンと。ここで拷問が行われていたんですね…なんと言っていいのか、ただただ心が痛くなりました。



拷問に使用されていた学校の遊具です。ここに吊るされたんですね。子供が遊ぶ為のものがこんな事に使われるなんて…


B棟ではクメール・ルージュ(当時のカンボジア共産党)リーダーたちの写真、この収容所で看守をさせられていた少年少女たち、外国人被害者の写真などが展示されていました。この少年少女たちも、後に殺されてしまうんですよね…。


この日は気温も高く、場所が場所だけに精神的にもちょっと疲れてきました。
ここであゆみさんと合流し、スプライトを買って、しばし休憩。
あゆみさんはまだ体調が良くなく、炎天下の中だったので少し気分が悪い様子。
大丈夫?って聞いても「大丈夫だよ!」と。
心配させないように言ってるのはわかりつつも、絶対行きたいって言ってた場所なので、とりあえず見学を続けようとC棟へ。




C棟は独房、雑居房の勾留棟なので脱走を防ぐ為の鉄条網が。



ここから、今日みたいな青空をどういう気持ちで見ていたのでしょうか…


そんなに遠くない国で、それも40年ほど前の出来事。
権力を持った人間の恐ろしさ、恐怖に支配されてしまう社会。
いろいろ考えさせられます。
正直、心が疲弊しました。
まだまだ世界には負の遺産と呼ばれるものがたくさんあります。
僕ら日本人は平和な社会、国にいるからこそ見るべきなんじゃないか、知っておくべきなんじゃないかと思います。
機会があれば、ここに来て下さい。
当初、行く予定のなかったプノンペン。あゆみさんに誘ってもらったから、この場所に来れました。
この場所に来れてよかった。あゆみさん、ありがとう。



ここからは少し話を明るく?していきますね。


D棟を出ると、座っている観光客の中にベンチで寝ている人を発見。
こんな暑い中、外で寝るとか…
―ん?
―あのリュック見覚えが…
―ぎゃー!!
そこには、あゆみさんが倒れていました。

声をかけたら、反応あり。よかった、意識はあるみたいです。
たぶん朦朧としている意識の中、あゆみさんは「キリング・フィールド…」と。
聞き間違えたかもと思い、もう一度耳を澄まします。
「キリング・フィールド行く…」
今度はちゃんと聞こえてしまいました。
なんという事でしょう。そのフラフラな身体で、炎天下の下、さらに何処かへ行こうとしている。
正直、「こいつマジか!アホなのか」と思ったのはここだけの話。

そんな気持ちを表には出さずに、「まだ12時やし、一旦宿に帰って体調が戻ってきたら行こうね」と説得。あゆみさん、しぶしぶながら了承してくれました。
(うん、わかるねん。次、いつ来れるかわからへんし、意地でも行きたいんやろなぁ)
そう心では理解しつつも、その体調で行かせられるかと。

宿に戻ると、あゆみさんはスヤスヤと眠りについてくれました。
ちょっと安心したので、その間に明日のバンコクに戻るバスチケット(1人20ドル=2,206円)の予約と朝出しておいた洗濯物を回収。

その時に、ちょうど宿に戻ってきた方がいたので、
―ここら辺でごはんが美味しいとこってありますか?
すると、その方の口から出た意外なお店。
「さっき丸亀製麺行ってきて食べてきました」
―ん?マルガメセイメン??あのうどんの?
まさかすぎます。カンボジア丸亀製麺って。

その方の情報と受け付けでもらった周辺マップを持って、少し体調を持ち直してくれたあゆみさんと相談。
その時、ものすごい雨の音が…

豪雨です。テンションが上がってしまい、2人して上の階のバルコニーへ。

それぞれが写真、動画を撮りはじめ、謎の撮影大会が開催されてしまいました。
この時、キリング・フィールドに行かさないでよかったと心から思いました。。
あの体調で、この雨は…最悪な事になったかもしれないな、と。

少し雨が治まってきたので、夜ごはん食べに行こうと外へ。
このとき、候補になった行きたいところが
北朝鮮レストラン
○お土産にカンボジアソルトのお店
丸亀製麺
○スーパー(コンビニ)


ほんまにあった丸亀製麺。でも、急に日本で食べれるやん…と、ごく当然のことを
思ってしまい却下。


このあと、フラフラとなんかないかなーと彷徨い、辿り着いたのがこの店。


お、オシャレなレストランなこと。値段にビビりながらも雰囲気が良くて入ってみようということに。





外の席は、さっきの雨でいい感じに涼しくなってて気持ちがいいねーって。
料理もそんなに高いわけでもなく美味しかった!
デザートのアイスがめっちゃ美味くて感動。お会計1人13ドル(1,434円)。


帰りに偶然見つけたコンビニで、パンとお菓子など大量に購入。
そして、カンボジアでの2人の魔法の呪文〝バル…〟
間違えました。危うく全て破壊するところでした。
〝Can I use Riel?〟
これ言うのホンマに楽しくて。
ただ、この日は大量購入のため、すぐにリエル計算できずに店員さんが助けてくれるという始末。
「これとこれとこのお札だよ」って、この店員さんめっちゃ優しかった。
あゆみさんも大量に持ってたリエルをほぼ使いきれそうで満足そう。

ニコニコ、散歩がてら宿までの帰り道、けんさんふと気づく。
プノンペンて夜危ないって誰かが言うてた…〟
でも、ここまで来たらそんな事考えてもムダです。
だって外出ちゃってんだもの。

そんなこと考えてるうちに無事、宿に到着!

そして、なんやかんやで今夜も映画を観ようという流れに。
昨日の反省を活かして、きょうは先にお風呂。
(反省してたら早く寝ろって話なんやけども…)


先程買ったお菓子を並べて、準備万端。

深夜1時から上映させたのは。。。
君の名は。

初めて観る「君の名は。」。しかも、カンボジアで。
一生思い出に残ると思います、この映画。

あしたの出発は朝早い!しばしの睡眠に入りますZzz…おやすみなさい。







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